← products index

山桜のお仏壇

2017年製作。上質な山桜材で製作したお仏壇です。使い継いでゆくためにも家具調のシンプルなお仏壇にしたいということで、洋間に置いても違和感のないようなものを心がけました。ゆくゆくはマンションでお使いになることも想定し幅は600mm。お仏壇としてはやや小さめのサイズです。外観には見えませんが内部を照らすLEDの間接照明が付いています。ご予算とご要望により、様々なデザインと樹種を検討可能です。

素材
山桜、ウェンジ
仕上げ
ナチュラルオイル
サイズ (mm)
w600×d450×h1450mm
価格
828,000円

サイズ表記について

お問い合わせ

オーダーメイドの山桜材のお仏壇
奥様のためのお仏壇
生前大変朗らかだった奥様は樹木葬で桜の木の元に。お仏壇を山桜で作ることはすぐに決まりました。
材料には製材してから20年以上経つ素晴らしい山桜材をふんだんに使っています。多くの樹種に言えることですが、製材から乾燥期間を経て、木の中に含まれているタンニンや樹脂分が酸化することで深い色合いを帯びてきます。現在は高温の人工乾燥釜で短期間に強制乾燥させることがほとんどですが、水分と一緒に樹脂分が幾らか抜けてしまい、乾燥後の色艶も自然乾燥のものとは少し異なります。この山桜は製材所で長いこと寝かされていたので色も艶も本当に素晴らしく、奥様のお仏壇にふさわしいと感じました。
ちなみにソメイヨシノは家具の材料としてはほとんど使う機会がありません。赤みの強い山桜に比べ、ソメイヨシノ材は全体的に暗緑色がかったくすんだ色をしています。また、山林に自生する山桜は周りの木と生存競争をするため上へ上へと日光を求めて伸びる。そのため枝の少ない真っ直ぐな幹が形成され、製材して長い板材を取ることができます。ソメイヨシノは街路樹や鑑賞樹として広い間隔で植えられるので、生存競争のために上へ伸びる必要がなく、人間の胸の高さのあたりから四方へ枝を広げるような形に成長します。そのため家具に使いやすい程度の長さの板材を取ることができません。

 

家具調のオーダーお仏壇
機能面
折戸の中は3段になっています。上段は位牌と大きめの御遺影を置けるようにスペースを高く取っています。
中段はお料具と、電気灯篭を置けるようにネコ戸(小さな引戸)の隅にコードを通す隙間を設けています。ネコ戸のなかは間接照明の配線と、電気灯篭等用のコンセントが仕舞ってあります。LED間接照明は天板下の前幕板の裏側に付いています。
下段にはスライド板を収めていて、引き出すと奥行き30cm程度の机として使えます。香炉、線香立てやりんなどを置いて使います。ネコ戸の奥は小さい収納です。
毎日手を合わせる際に膝を着くのは年齢と共に辛くなってくるだろうからということで、同じく山桜で花台とスツールも注文していただきました。
ご予算とご要望に応じ様々なデザインを検討可能ですので、お見積もり含めお気軽にお問い合わせください。

← TOP